9歳から音楽と共に生きて、
17年間、世界中を演奏で旅してきました。
ジャズ、ブルース、ファンク。
60カ国以上のアーティストと、
10万人を超える人たちの前で、
音を分かち合ってきた時間。
ただひたすら、世界で、リズムを刻んできました。
でも、ある時から、気づき始めました。
音楽は、音だけでできていない。
音と音の「あいだ」に、
わたしたちが見落としてきた、
もう一つの音がある。
日本人が「間」と呼んできたもの。
それは沈黙ではなく、
むしろ豊かな、関係的な空間。
その「間」を、
米国バークリー音楽院のデイヴィッド・コーワン教授と
共同で講座化する中で、
わたしは新しい問いに出会いました。
── 音楽は、人を癒すのではなく、
人を、自分自身へと還す。
そんなとき、鹿児島で、
音響熟成木材ハウスに出会いました。
バッハを聴いた木でつくる、
共鳴する空間。
ここでなら、ただ音に浸ることができる。
音楽を聴いて、
深く感動する人のうしろで、
心に届かない人がいることも、
わたしはステージで何度も見てきました。
それは好みではなく、
体質と、いまの状態の違い。
だから今回、
鹿児島の森で、
あなたのひと粒にひびく音と、
「間」のワークをひらきます。
あなたのひと粒が、戻ってくる時間として。